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気密測定とは何なのか?

断熱工事の合間を縫って「住宅の気密測定」に伺っていますにこっ


様々な断熱材・工法での測定を行っていますが、
時々、全く根本的な事すら理解されておられない為に起こった
残念な結果の現場もありますしくしく




そこで今回は根本的な事を書いてみますパー




「気密性能=家の隙間の量を数値に表したもの」

と考えれば解りやすいかと思います。


相当隙間面積 「C値」 という単位で表します。

実質床面積1㎡に対しどれだけの隙間があるかを表したものです。




ここでまず引っかかるのが「実質床面積」です。

通常の床面積と何が違うかと簡単に言えば
「冷暖房に必要な容積を床面積に換算したもの」です。




屋根断熱や基礎暖熱だと小屋裏や床下は当然室内になります。
又、1F天井と2F床下の階間部分も室内部分です。

こういった部分の容積を天井高を2.6mあるものと仮想して出した
床面積を加えたものが「実質床面積」となるのです。



[C値 c㎡/㎡ ] = (建物の総隙間面積) ÷ (実質床面積) で表します。



例えば、40坪(132㎡)の屋根・壁・基礎断熱の家の場合実質床面積は
189.58㎡(57.35坪)になります。

C値=2.0 の場合だと隙間は379c㎡(19.5cmの正方形)になります。

C値=0.5の場合だと94c㎡(9.7cmの正方形)


このように数値によって隙間の総量は大きく変わってくるのですむむっ








なぜ気密性が重要か?    大きな理由は3点





①断熱材の本来持っている保温性能を発揮させる為。



②壁内結露を起こさせない為。



③計画換気システムをきちんと作動させる



です。





「保温性能を発揮させる」 「壁内結露を起こさせない」


断熱材は「家の保温性能」を上げる為に施工するものです。
「保温材」と言ったほうが解りやすいかと思われます。



身近な物で例えるなら(冷蔵庫・魔法瓶・クーラーBOX)なんかです。
これらの日用品を使う時に少しでも蓋が空いていればどうなるか?・・・しょぼん




熱の伝わり具合(熱伝導率)が非常に小さい物質によって対象となる物の全面を覆い、熱(対象物が持っている熱・また対象物へ伝わってくる熱)の伝わりを最小限に抑えることでその状態を長く維持する(保温する)  という事です。


熱の伝わりを抑えるのが目的であるのに隙間や保温材の無い部分があれば当然その部分からどんどん熱が伝わってきますし、今時期の高温多湿な空気が壁内にどんどんと
流入して結露を起こしますきゅー


断熱材(保温材)のない部分があれば当然その部分だけが大きな熱移動を起こすため内外温度差の大きい時期はその部分だけ結露が起こってしましますがーん



そのような状態になってしまえばせっかくの断熱材(保温材)の性能は発揮されずに「そこに有るだけの物」になってしまいます。

気密測定をすることによって思わぬ状況やヒューマンミスを探し出しているのですむむっ






「計画換気システムをきちんと作動させる」


現在の新築建築では(シックハウス法)によって24時間換気扇の設置が義務付けられています。
いろんな種類やメーカーの換気扇があり、それぞれの住宅にあわせ計算して換気量を算出しています。

これを元に機械を据え付けているのですが・・・


気密性が無ければ全く機能しないのですはうー



上記のように個別の住宅に対して必要な換気量を計算している訳ですので当然隙間なんて全くない状態が条件での性能なのですむむっ




完全密閉状態であれば換気扇と給気口を付ければ空気の出入りは100%その2つでなります。


換気扇と給気口の間に隙間があれば当然換気扇により近い隙間から空気が流入してくるのです。
(掃除機のホースに穴が開けば吸引力が減るのと同じですきゅー



実際の給気口からの流入量は・・・

C値=0.5  で約70% 
C値=1.0  で約50%   ですぎょ


C値=5.0  にまでなると約15%程度しか流入してないのですしょぼん



気密性が低ければ低い程隙間からの空気流入が増大して肝心な居室内の空気は淀んだ状態になってしまうのですぎょーん





このようにきちんとした気密を確保することは非常に重要な事なのですにこっ


それぞれ工事に携わる業者さん全員が意識して工事しないといけないのですぷん





キッチンの換気扇を付けるとこんな状態は最悪ですぷんすか











以前にも書きましたが・・・
設備器具や家電製品・間仕切壁や棚のように後から付け足しても問題ない「足し算」の世界ではないのです怒

一部分でも欠陥(0点の部分)があれば全体に影響が出てしまい、せっかくの性能が発揮されない「掛け算」の世界なのですむむっ




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| 実績::アイシネン断熱材 | 06:28 PM | comments (0) | trackback (0) |

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