- アップルゲート セルロース断熱
- セルロースファイバー断熱材 コンファイブ
住まいのデザインばかりに気を奪われ、見落とされがちな断熱。
しかし、断熱をおろそかにすると、どんなに外見が立派な住まいを建てても快適さを手にすることはできません。断熱には、暮らしにやさしさを運んでくれるさまざまな機能が備わっているからです。たとえば、有害物質を放出せず、シックハウスの原因とならずに、快適空間をつくる。優れた防耐火性が家族の命を守る。冷暖房負荷を抑え、省エネルギーにつながる。結露防止、防カビ性が家を守り長持ちさせてくれる、などです。 こうした重要な役割を担う断熱は、住まいを建てる時にしか選ぶことができません。 また、一度選んだ断熱は、そこに住み続ける限り、家と家族に影響を及ぼし続けます。 それだけに、断熱は慎重にじっくりと選ぶ必要があるのです。
セルロース断熱とは
セルロース断熱とは、パルプを原料とする紙製品を再利用してつくられた細かな紙片状の断熱材を、専用の装置を使って壁の中や屋根裏などに施工するものです。断熱材にもさまざまな種類がありますが、性能、健康、環境など総合的な面でセルロース断熱は理想の断熱と言えるでしょう。
セルロース断熱のメリット
断熱性能
熱の移動をしっかり阻止します。
断熱の役割は、住宅の温度変化をできるだけ小さくすることです。
セルロース断熱は、「伝導」「対流」「輻射」による熱の移動を効果的に阻止します。伝導・対流・輻射によって熱が移動するのを効率よく阻止するには、隙間のない断熱層を作ることが必須です。どんなに熱伝導率の小さい(熱抵抗値の高い)断熱素材でも、隙間のある施工では断熱の役割を果たしません。ある米国の研究報告では5%の隙間が素材の持つ断熱性能を20%低下させるとあります。
高温の時、同じ断熱性能でもガラス繊維は外気温が下がるにつれて抵抗が小さくなり空気が侵入しやすくなります。セルロースは温度変化にかかわりなく性能が一定しています。空気の侵入を防ぐことにより、冷暖房費を軽減できます。
断熱性能のポイント
伝導
熱が物質の中を伝わる現象です。断熱材の性能を表す「熱伝導率」や「熱抵抗値」は素材選択の目安にはなりますが、これらの数値はあくまで実験室で得たデータであり、実際に住宅に施工された場合の性能としては参考値として考えたほうが良いでしょう。
対流
暖房をしても足元が寒いのは、温められた空気が上昇する対流という熱移動の現象によるものです。上昇した空気の熱が天井から逃げてしまうと対流が止まらずに、いくら暖房をしても足元の寒さは解消されません。この対流を阻止するには住宅を隙間なく断熱することが必要です。屋根裏のセルロース断熱は、セルロースの冷めにくい性質と高密度施工で熱が天井から逃げるのを阻止。壁と床の隙間のない断熱は隙間風をシャットアウト。少しの暖房でお部屋全体が暖かです。
輻射
夏、室内が暑くなるのは、太陽熱の輻射によって屋根が熱せられ、その熱が屋根裏で輻射によって天井に移動し、さらに温度の低い室内へと移動するからです。屋根裏のセルロース断熱は、セルロースの暖まりにくい性質と高密度施工で屋根裏の熱が天井を介して室内に移動する速度を遅くします。その結果、室内温度の上昇を抑制し、快適な空間と冷房費の大幅な削減につながります。
防火性能
火に強く、万一の際にも安心です。
セルロース断熱は、独自の耐火加工と高密度施工で、燃えにくい断熱層を作ります。防虫・防カビ剤として使われているホウ酸にも防火作用はありますが、ホウ酸に加え、PF24という人体に無害な液体耐火剤を使用しています。乾性のホウ酸を材料に混ぜるだけでなく、液体耐火剤をセルロース繊維の中まで浸透させることにより耐火性能を格段に向上させています。また、万一火災の場合でも有害物質を発散することはありません。
さらに一定の施工品質、施工基準を充足することにより、省令準耐火建物となるため木造住宅でありながら優級構造であるT構造になります。
T構造・H構造等の建物の構造級別は、柱の区分や法令上の耐火基準により判定します。構造級別の判定基準は、取扱幹事代理店または引受保険会社にお問合わせください。
防音性能
気になる音も上手に吸収します。
セルロース断熱は、吸音性のよいセルロースを隙間なく施工することで、非常に優れた防音性能を発揮します。音に関する感覚は極めて主観的で、数値では判断し難いものですが、セルロース断熱は衝撃音の吸収力が優れていることが試験で実証されています
外周壁・天井・床下に加えて、2階の床と間仕切壁の断熱をすることで、戸外の騒音や階上の音の軽減、二世帯住宅でのプライバシーの保護など、生活の質が向上します。
結露防止
結露やカビを抑え、家を長持ちさせます。
自然素材のセルロースは木が呼吸するように湿気を吸放出。結露やカビの発生を防いで家の土台や柱を守ります。
断熱をしない部分(隙間)には湿気が集まります。また断熱した部分でも、その断熱材の種類によっては壁の内側に湿気がたまり、結露をおこす場合があります。結露は建材を腐食させ、家を傷める大きな原因となります。木の繊維であるセルロースには湿気を吸放出する性質があり、セルロース断熱はそのセルロースを隙間なく高密度で施工しますから、湿気の流動を抑え、結露を防止します。また、ホウ酸が添加されていますので、防カビ・防虫の効果もあります。
健康建材
有害物質を放出せず、家族の健康を守ります。
zu01セルロース断熱材は2003年7月1日施行の「改正建築基準法に基づくシックハウス対策」で「ホルムアルデヒド発散建築材料」として使用を規制されている建材ではありません。
エコ建材
地球にもやさしい配慮がいっぱいです。
断熱は住宅のエネルギー効率を向上させるためのものです。言いかえれば、無駄なエネルギー消費を抑えられるということ。つまり、製造段階でも消費エネルギーが少なく、環境汚染の原因を作らない断熱こそ、本来の断熱であり、地球環境へのやさしさにつながります。
断熱性能
住宅断熱は冷暖房などに要するエネルギー消費を軽減しています。もし断熱Aの性能が断熱Bの性能よりも優れているとすれば、断熱Bを断熱Aに変えることによって更にエネルギーの節約をすることができます。数年前の米国の研究と試算(注)によると、セルロース断熱よりも20%断熱性能の劣る断熱をセルロース断熱に変えると、冷暖房だけで、米国全土におけるガソリン消費量の51日分に相当するエネルギーを節約できるということです。
(注)コロラド大学、オークリッジ研究所、北米断熱製造業者協会
製造エネルギー
セルロース断熱は、古紙を小さな紙片にする工程を経て製造されますが、その作業を行う機械は少ない電力で稼働させることができます。ファイバーグラスの約1/6ということからも、エネルギー消費の少なさがおわかりいただけるでしょう。
CO2
地球温暖化現象の原因と言われる二酸化炭素。セルロース断熱は、製造過程においても二酸化炭素をはじめとする有害物質を発生させません。製造工場に行っていただくとよくわかりますが、工場からは、煙も臭いも何も排出していません。
リサイクル
セルロース断熱の材料は、約75~80%がリサイクル新聞紙です。消費されたものを主材料としているわけですから、リサイクル率は非常に高く、資源を無駄にしないという点でも優れています。
廃棄物
セルロース断熱の施工現場では、ゴミを出しません。材料を全て使い切ります。万一少量の「ゴミ」が発生しても、新聞紙ですから産業廃棄物ではありません。
家を建て直すときには、セルロース断熱(断熱材)を取り出してください。新しい断熱材と混合して、再度利用することができます。
ISフォームの認定施工技術士
ISフォームは、アップルゲートジャパンの認定施工会社です。アップルゲートジャパンより認定された、高い知識と技術を備えた専門家として認められた認定断熱施工技術士が、責任をもって施工をいたします。